Q.雨でも子連れでファミリーキャンプを楽しめますか?
A.はい、楽しめます。
週末のキャンプ、天気予報が雨の予報…キャンセルするべきか悩みますよね。
雨キャンプって設営の時にすでに体が濡れる。テントが泥で汚れる。外で遊べない。など…子連れでなくても気になることは多々…
今週のキャンプ、キャンセルする前にちょっと待ってください。雨だからこそ楽しめるキャンプがあるかもしれません。
なぜなら、雨キャンプこそ非日常を味わえるチャンスなのです。

この記事を書いているのは、ファミリーキャンプ歴6年目キャンパー。
女の子と男の子2人の子どもを持ち、年10回以上キャンプに訪れていて今はキャンプショップで働きながらHPを作成しています。
また運営しているInstagram:FamilyCampPicのアンバサダーの先輩キャンパーさんにもどういったキャンプの過ごし方をしてるかを紹介していただき、私が解説していきます。
楽しめる理由①:天気予報&雨雲レーダーをこまめにチェック

キャンプへ行く1~2週間ほど前から、天気予報をそわそわとチェック。
(@___a.y.a.k0uchi__さん)
降水確率が50〜60%と微妙な時は、タープと車を連結して張ります。
@___a.y.a.k0uchi__さんについての記事はこちら
キャンプ日が雨かもしれない…と気づいたときはこまめに現地の天気予報を確認しましょう!
前日になってコロッと予報が変わっている場合があります。
いい方向に変わっていれば最高!悪い方向に変わっていることもあるので要チェックです!
また当日微妙な降水確率であった場合、雨雲レーダーをチェックして雨が上がりそうな時間を狙ってチェックインもおすすめ!
それまでは近くの道の駅や博物館、地域の名所、などの施設をたのしむのもありですね。
ご当地ラーメン探したりしていました。
キャンプ場によっては木工づくりや室内アクティビティーなど雨にぬれず楽しめるところもあるのでそれに参加するのもおススメです。
またキャンプ中もこまめに雨雲レーダーを確認しておくと安心です。
なんか向こうの方の雲行きが怪しくなってきた、と思ったときはすぐに雨雲レーダーチェック!
通り雨なら雨が降る前に濡れては困るギアを濡れない場所(テント内や車の中)に避難し、
しばらくテント内で過ごし雨が止むのを待ちましょう!

楽しめる理由②:雨具や着替えなど設営撤収時のことも考えて準備をしっかりしていく

雨でも対応できるように準備を大切にしています。子供達もいるので、急な雨でも対応できるようになるべく長靴、レインコートは車に積んで置くようにしています。
(@_fcamp_さん)
長靴、レインコートがあれば雨に濡れても心配せずに大人も子供も安心です。
雨が降りそうな日は大人もレインコート、長靴があると便利です。
設営や撤収がどうしても雨の時に必要になってきます。着替えも多めに持って行くといいでしょう。
肌寒くなるので薄めの防寒着も忘れずに!
また車で横づけできるキャンプサイトが便利です。キャンセルが多く出ていることもあるので、
サイト変更できる場合は車が横付けできるサイトに変更してもらいましょう!
横付けできると設営の時にキャンプギアが濡れてしまうのを防ぐことができます。
雨の日の設営、撤収はホントに苦労するので、なるべく設営、撤収が楽なテントを持参する様にしています。
(@koroumaumaさん)
またサイトレイアウトも、過保護張りが多いです!過保護張りによって、テントは濡れずにすみますので、翌日乾かなくても、タープのみ乾燥させるだけですんでます。
テントの乾燥サービスのあるキャンプ場もあるのでそう言うサービスを活用。
@koroumaumaさんについての記事はこちら
過保護張りとはテントの上にもタープをかけてテントに直接雨がかからないようにすることです。
設営時に雨がやみそうにないときはレインコートを着て先にささっとタープを立ててしまいましょう!
タープを立てた後にテントをたてるのでテントが濡れることがないということですね。
タープを立てる間だけは子どもたちは車の中で待機ですがタープが完成したら子どもたちもタープ下で
過ごすこともできます。他にもカーサイドタープなどあると便利ですね!

土サイトは雨でぬかるむので水はけのいいサイト、砂利や芝生のサイトへの変更もおすすめですよ♪
楽しめる理由③:テントの中での過ごし方を考えておく

『CAMPING』というキャンプを題材にしたカードゲームがあるんですが、子どもたちが大好きで雨で外遊びができないときは、このゲームを家族で楽しむことが多いですね^_^
(@yusuke.n_sonomaさん)
また、雨のときはサイトでゆっくり過ごす時間が長いので、学校であったこととか話題はいろいろですが家族での会話を楽しんでいます!
雨音を聞きながら、雨粒がタープから滴るのを眺めながらというシチュエーションはキャンプならではなので、普通の何でもない会話でも非日常を感じることができます!
@yusuke.n_sonomaさんについての記事はこちら
『CAMPING』というカードはこちらから購入

・家族でUNOやトランプ、変わり種はラミィキューブ。(足し算ができるこどもならできるゲームです。
(@saya_camp.yrさん)
変わり種ぬりえ。(目をつぶって色鉛筆の束の中から何本か選び、選んだ色だけ使って絵をぬって完成させる。これは子供たちが自分で考えてやっていて、楽しそうでした。)
家族でフェザースティック作り。(ナイフは難しいので、最初は彫刻刀で削ってみて楽しんでいました。)
@saya_camp.yrさんについての記事はこちら
テント内ではシアターで映画を観たり、雨の音を聴き、眺めながらトランプやお絵描きをしています。
(@_fcamp_さん)
家とはまた違う感覚で楽しめるので子供達もとても嬉しそうです!

長時間テント内ではこどもたちが飽きてしまうのではないか。と思う方もいるのではないでしょうか。
そういった時のためにテント内での過ごし方を何通りか考えておくといいですね。

秋冬には松ぼっくりやどんぐりをあつめて、松ぼっくりツリーやガーランド、写真立てに飾り付けなどしても楽しいですね♪
楽しめる理由④:撤収は素早く、雨用のテントがあればなおよし
・テントは濡れたまま45L以上の大きめのゴミ袋は常に用意で持ち帰り、琵琶湖湖岸にほしにいったり、、自宅のベランダでほしたりしてます。
(@saya_camp.yrさん)
ルーフラックにテントを積むので、常に大型のゴミ袋を用意して雨に備えています。
濡れたテントやタープなどをしまえるように、45L以上の大きめのゴミ袋は常に用意しています。
(@___a.y.a.k0uchi__さん)
帰宅後はマンションのベランダが狭いので、お風呂場に広げて乾燥させます。
汚れがひどい時はテントクリーニングにお願いすることもあります。
雨の日の設営、撤収はホントに苦労するので、なるべく設営、撤収が楽なテントを持参する様にしています。
(@koroumaumaさん)

・今までのキャンプで途中雨が降ったことはあるのですが、撤収の時に降ったことがないので、
(@_fcamp_さん)
これからの時の為に、濡れたテントを持ち帰りやすいドライバッグの購入を検討中です!
我が家はテンマクデザインのCIRCUS 300stを使ってます。中は広く土間スペースを作れるので泥のついた靴の置き場にも困りません。
(@kotaro.08.10さん)
また換気にも特化してて、テンマクデザインの機能説明にも「日本の気候にマッチしたワンポールテント。雨でも換気が出来るメッシュパネルを装備。
夏は9面あるメッシュパネルで風通し抜群!」とうたわれてるくらいです。

@kotaro.08.10さんについての記事はこちら
雨で自分やテントがドロドロになってしまうのではないか。雨の中テントなんてたたんでられない。
は、これで解決しそうですね!
楽しめる理由⑤:雨の中で過ごすことほど非日常的なことはない。
・雨のときはサイトでゆっくり過ごす時間が長いので、学校であったこととか話題はいろいろですが家族での会話を楽しんでいます!
(@yusuke.n_sonomaさん)
雨音を聞きながら、雨粒がタープから滴るのを眺めながらというシチュエーションはキャンプならではなので、普通の何でもない会話でも非日常を感じることができます!

・雨でも雲海が見れると雨降ってよかったと感じる事ができる時も。
(@koroumaumaさん)
・傘を用意してあえてみんなで散歩してみる。
(@saya_camp.yrさん)
通り雨の後は星が見違えるほど綺麗!空気が美味しい。虹が見える。
レインコートで雨に打たれながら散歩。キノコを見つけられることも。
蛍の出現率が上がる…などなど雨キャンプはデメリットばかりではないんですよ!

雨の中レインコートを着て散歩すると、かえるたちが出てきていたりキノコの発生率もあがるので自然観察もおすすめ♪撤収後に温泉に行くと冷えた体に温泉がしみて最高なんだな~♪
デメリットについて
『いやいや…いいことばかりしか言ってないやん…』と思いの方もいらっしゃると思うのでデメリットについても話しておきます。考えられるデメリットとしては…
・テント、ギアが汚れる→楽しめる理由④をも一度読む。
・雨に濡れて風邪をひく→楽しめる理由②をも一度読む。
・外で遊べない→楽しめる理由③をも一度読む。
・焚火ができない→雨が止むのを待つ
・洗濯物が増える→雨でなくても多いのでここはコインランドリーのお力をかりて大物洗いで乾燥まで
一回で終わらせる。
・トイレ、風呂に行くたびに傘&泥が付く→楽しめる理由②をも一度読む。
あれ?気になることクリアしてません??
なので、雨でもファミリーキャンプは楽しめます。
とはいえ、山の天候は変わりやすです。
天気荒れ確定であれば無理せずキャンセルして、おうちキャンプに変更しましょう!
しかし降水確率0%だったのに急に大雨が…なんてことも全然あります!
なので晴れ予報でも雨の日に備えて準備はしていく必要はあります。
雨が継続的にやまない状況や風がきつくなってきたり川が増水などの危険があることも確かです。
そんな時はキャンプ場の指示に従って天候が怪しいときは決して無理はしないでください。安全第一です。
雨雲レーダーを常に確認し、急に予想外の雨が降ったりやんだりという軽い雨にはぜひこの方法を参考にしてみてください。
私も急な予想外の雨が降ってきたりや楽しみにしすぎていた日に微妙な雨予報でもキャンプを何度もしましたが、結果的にすごくに楽しめました。
泥汚れやクリーニングには苦労しましたが雨キャンプならではの経験ができて、子どもたちにも普段では体験できないような時間が過ごせたと思っています。
過酷な状況だからこそ『生きる力』を身につけるいい機会かもしれません。
回数を重ねる度に肌で天候の変化を敏感に感じれるようになり、前もって濡れては困るギアを撤収しておいたり、効率のいい撤収順序や危険回避がわかるようになっていきます。

キャンプ=防災訓練と考えてみるのも◎。もしものときテント避難したと想定すれば晴ればかりではないはず。スキルアップのチャンスですね♪
なので繰り返しですが、雨キャンプでもファミリーキャンプは充分楽しめます!
雨予報だからと言って、すぐには諦めずに行けるかいけないか再検討してみてください。
みなさんの素敵なファミリーキャンプライフを応援しています!
『雨キャンプより強敵なのは風である?!』このあたりの記事はまた情報集まり次第、記事書きます。
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